学校

2008年6月 8日 (日)

東京での4日間を振り返る(6/4-8)

帰国して5日が経過。この間は引越に伴う諸手続きを済ませたり旧交を温めたりと、あっという間であった。

>ネットワーク

バークレーにいる方々とのやりとりも再開。Facebookというネットワークもここへ来て役立っている。Facebookは日本のmixiにあたるSNSだが、元々学生中心に始まったこともありmixiよりも真面目な目的で使われているし、正直使いやすい。

誤解してはならないのは、ネットワークの本質は対面から始まり、ネット経由のツールはあくまで補助的な位置付けだということ。バークレーで深い友好を維持出来た方達のカテゴリは、①生活・学習・求職などにおいて何らかの助け合いをさせていただいた研究者・学生②自分自身の発言度合いが高かった授業におけるクラスメート の2つに集約されており、自分とはどういう人間なのかを積極的に発信し、理解してもらった相手ということになる。その点において受身になってしまうと、社交辞令の挨拶と天気や旅行程度の「どうでもよい」話題を交わしたあと、見事に交流は途絶える。ネットの力で挽回出来るものではない。逆にそうした点を乗り越えると、本当に強固な関係を築くことが出来る。

(自分も含めて)大人しい日本人は、「自分に関する情報の積極発信」の重要性について特に意識すべきことなのかもしれない。

>電気屋さんとサービス

ホテルの近くに電気屋さんが多いので、空いた時間を使ってブロードバンド申し込みや携帯の契約など必要な用事を済ませ、売り場を色々と見て周った。携帯料金体系が一変してしまったこと(単純なものをわざとわかりにくくしているとしか思えないけど、結果的に以前よりも安価になっている)、ipod等アップル製品が割高なこと、等も印象に残ったが、何よりも日本の店員さんの説明能力とサービスのきめ細かさはピカイチだと思った。これでもサービス面で文句を言うお客さんはいるのだろうけど、神経質すぎると思う。

アメリカでは丁寧な説明はおろか、担当者によって説明が食い違うことが珍しくない。帰国直後にも、バークレーで解約したケーブル会社と料金請求に関してチャットとメールで問い合わせしたが、再三のやり取りを要した。

>旧交

1年ぶりの再会となる方々と夜は懇親。1年で結構変わる部分はあるんだなーと感心。やはり日本の食べ物は旨い!

6日間過ごすホテルもいよいよ明日で退出。ラウンジで夜景をみながらお茶し、マッサージチェアでくつろぐのも今日で最後だ。

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2008年6月 4日 (水)

日本到着(5/31-6/3)

>引越し

最後の2日間は諸手続きや家の引越作業等に忙殺。それでも近所の方のお家にお招きいただいたり、ゴルフ打ちっぱなしに行ってみたり、それなりに楽しみの要素もあったのが良かった。家を引き払った後はPeet's Coffeeでお茶、その後大学の研究所の駐車場やトレジャーアイランドから夜景を見たりして、サンフランシスコのホテルへ。

Astro_boy Bay_area_view

>出発

空港でAssetBackedSecurities等の授業でお世話になった先生に遭遇。クロアチアとその周辺の中銀関係者を集めた講演に向かわれるとのこと。色々と話過ぎてラウンジに行く時間が無くなってしまったが、最後の最後に知っている人と話が出来て良かった。何とバークレーMFEの名称変更が予定されているという仰天情報も。。

>到着

たったの1年離れていただけなのに想定以上にカルチャーショックを受けた。

とりあえず第一印象を挙げると

<良かった点>

・日本語なので自分達にとって安心

・意外と緑が多い~カリフォルニアは自然が豊かだが、乾燥のせいかハゲ山が多い

・人がお洒落

・サービスが丁寧

・ブロードバンドが早い

<悪かった点>

・空気に湿気があり、重たい

・人々の表情がやや暗い(?)。バスの運転手さんが挨拶しても答えない、列では人を譲らない、等。

・英語表示の看板が少なく、また空港やバスの案内担当者が皆早口なので(少なくとも自分にはそう感じられた)、日本語を話さない外国人にはまだまだ厳しい。

・携帯が発達しているせいか、無線LANを使える場所が少ない。

空港やホテルではことごとく英語で話しかけられた。日本人離れしてきているのか、少々不安だ。

ということで、1年間の留学を無事終えた。振り返ると良い環境で勉強が出来たというのもあるが、何よりも普通なら全く縁が無かったはずの方々との出会いが最大の財産だ。

周囲で支えていただいた方々には本当に感謝しています!

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2008年5月31日 (土)

最後のキャンパス訪問(5/30)

前日から徹夜で書き物をしており、丁度夜が明けた朝5時過ぎのタイミングで、眺めが良いLaurence Hall of Science周辺まで車で行ってみた。残念ながら早朝恒例の霧によって視界はあまり良くなかったが、道中は立派な七面鳥をはじめ様々な鳥に遭遇した。

最後の金曜ということで、少々睡眠をとった後は妻と学校及びその周辺を見て周る。個人的には軽い卒業式のつもりだ。

通学路を歩いた後はFaculty Clubで昼食。その後Haasへ。

Haasは既に夏休み入りしており正規の学生の姿は見られないので、キャンパス内は非常に閑散としている。その代わりに特別プログラム"Berkeley-Columbia MBA"の集団がいたが、昨年当地に到着した際にも彼らを大勢見かけたことを思い出し、改めて1年の経過を実感する。

Haasの事務局で帰国にあたっての注意事項(危うく捨てるところだったDS2019という書類は保存しておく書類だった)や同窓会組織への加入手続きについて説明を受けた後、大学周辺にいるお世話になった方へ挨拶。

こうして1年間通ったキャンパスに別れを告げた。これから引越し作業が本格化するので体力勝負だ。残念ながら感傷に浸る時間は残っていない。。

Lastberkeley1 Lastberkeley2 Lastberkeley3

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2008年5月26日 (月)

先生宅へ(5/25)

MBAの授業"Global Strategy"でお世話になっていた、T先生主催のバーベキューパーティへ参加。

これまでも先生からは、自分が単なる聴講生という立場かつ他の優秀なクラスメートに比べ出来が悪かったにも関わらず、何かと気に掛けていただいていた。学生としての活動のみではアメリカ文化を真に理解することは出来ないだろうということで、先生自らご家族や近所の方々をご自宅に集めて開催する今回のパーティにお招きいただいた。

ご自宅はワインの産地としても有名なSanta Rosaという場所にある。敷地の広さは恐らく一山分くらいで、巨大な居宅数軒を、奥様一人で手入れされているというバラ園が取り囲む形。とても個人のものとは思えない豪邸だ。これまで訪問した個人宅の中では最大級だと思う。

Front Garden1 Garden2

この日は総勢20名程度がプール併設の来客用別棟に集まり、アットホームな雰囲気であっという間に夜になった。一緒に参加されていたご近所の方々(なかには先生の息子さんの彼女の母親も!)は極めてフレンドリーで、唯一のアジア人・唯一の学生である我々夫婦も話に混ぜていただいた。

この1年間アメリカに関して色々と感じた事はあり、必ずしもポジティブなものばかりでは無かったが、こうして最後に人の温かさ・(精神的な)豊かさに触れる事が出来てとても嬉しかった。

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2008年5月17日 (土)

猛暑のベイエリア(5/12-16)

この時期のベイエリアとしては極めて高い30度台半ばの気温が続き、少々へばり気味。バークレー周辺の殆どの場所にはエアコンが無く、逃げ場が無い。学校のPCルームへ涼みに行くことも。

>FinancialSeminar(PhD)

今回は半期に一度のStanfordとの合同セミナー。Stanford側の発表は"Risk and Return Characteristics of Entrepreneurial Companies"と、シリコンバレーならではのテーマ。ただし議論はデータの抽出や推計の方法といったテクニカルな部分に終始したのが残念。定量分析にはやはり不向きか。。

一方Berkeley側は"Bank Lending and the Term Structure"という興味深いテーマ。資本がバンキングセクターとリスク許容セクター(エクィティ)間をどのように移動するのかモデル化し、金融政策や経済全体への影響を考察するというもの。いつの時代・環境においても議論すべき非常に大きなテーマだと思うが、何故か議論が盛り上がらず。。

>お別れの食事会

昨年色々な方々にお別れ会を参加させていただいたように、今年もこちらでお世話になった方との最後の懇親。現地ではそこそこ有名な(何と「カリフォルニア巻き」を発明した!)Y寿司では越後麦酒と(久々の)日本酒に酔いしれ、暑さを忘れる。

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2008年5月 3日 (土)

授業他(4/29-5/2)

>授業

最終回となるReal Estate(MBA), Psychology & Economics(Economics)に参加。

>大学付属の美術館見学

キャンパス内にある美術館へ。現代美術の括りだが、人間の汚れた姿や政治的なメッセージを含めた作品が多いように感じた。また人類学博物館は小規模だが、アフリカやインド、中国、カリフォルニアにおける歴史的文化財が展示してある。

いずれもお金を払っていくような街の博物館と比べると見劣りするが、授業の合間に、無料で見学出来るものとしては十分楽しめると思った。

>先生と会食

お世話になっている先生と会食。相場の話や旅行の話など。いつも感じるが、本当に気さくで良い方。ビジネスの傍ら日本の大学にてパートタイムで教鞭を取られるかもしれないので、今後も日本でお会い出来そうだ。

経営されているヘッジファンドの新オフィスも案内していただいた。この会社も、有名なBARRA社も、皆バークレーを去っていく。そればかりか、ついこの前元気に営業していたはずの飲食店が次々に閉店している。前者はビジネス好調、後者は景気悪化と対照的な要因を示唆しているが、いよいよバークレーがサンフランシスコに飲み込まれるのか。少々寂しい気がする。

>NHLプレーオフ(サンノゼ対ダラス)観戦

プレーオフ2回戦。0勝3敗と追い込まれてから前のゲームで1勝を返し、引き続き背水の陣で臨んだ第5戦。第2ピリオドで0-2、これで今期最終戦を見届けるのかと思いきや、最終ピリオドで怒涛の2得点で同点に持ち込み、サドンデス方式のオーバータイムでさらに得点し劇的な勝利。

試合後のサンノゼは勝利を喜び合う歩行者の叫びとクラクションを鳴らす車とで溢れかえっていた。

もしウェスタンカンファレンス決勝に残ることになったら、また観に行こうと思う。

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2008年4月29日 (火)

授業&LasVegas(4/24-28)

>Global Strategy(MBA)

オーストラリアのワイン業者が、自国発のグローバルブランドを創設すべきかどうかの議論。今後のワインビジネスの成否を決定するのは地域性なのか国際性なのか。

個人的には地域性が強いと考えていたが、一方でビール業界のように単一ブランドが急速にグローバル化する可能性もある。消費者の嗜好そのものが洗練されていない土地では、強力なブランドを作り上げ大量に売り込む先方もありうる。ここ数十年間のワイン業界シェアにおける負け組はワイン製造に関する古来の伝統・規制を殆ど変えなかった「先進国」フランス、勝ち組は製造に科学を持ち込み、多少なりとも消費者のマーケティングを実施した「後発組」アメリカ・南米・オーストラリア・南アフリカであろう。(あまり美味しいとはいえない?)ボージョレ・ヌーボーが日本で異常な人気を集めてきたように、新興のブランドがマーケティングや宣伝を駆使して全く新しい人気ブランドを作り上げることは不可能ではなく、後発組には引き続きチャンスがあろう。

ただしこれはビジネススクール的な発想。ワインはその地ならではの独自性があって欲しいし、そこに消費者が価値を見出すマーケットであって欲しいというのが自分の希望。世界中どこへ行っても同じ味同じラベルのワインしか飲めないというのは夢が無いではないか!

ところでクラスメートの一人が、ケーススタディの題材となったブランドのワインを振舞ったので、皆ワインを嗜めながらの授業となった。これで今学期は最後。色々と考えさせられた授業だった。

>Las Vegas

授業の合間を縫って、相場感覚を取り戻すためラスベガスへ。日中は観光、合間にカジノ、夜はショー、夕食後明け方までカジノというパターンでひたすら娯楽。

カジノ巡りの2日目までは往復の航空運賃2人分くらい稼いでいたが、結局最後には振り出しに戻った。カジノ中にひたすら飲んだ無料の酒と、各ホテルで鑑賞した無料のショーを考えると悪くない結果だ。ただ睡眠時間を削って総計20時間近く費やした時間の価値は大きかったのかもしれないが、、

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2008年4月24日 (木)

授業(4/22-23)

>Real Estate and Urban Land Economics(夜間MBA)

REITの話と、不動産とインフレ・金利の関係についての議論。

休み時間中に校舎の中庭で手に入れた名物ホットドッグ"TopDog"を口にしながら、周囲の夜間MBA生と日本について議論していて改めて思ったこと、、、2つの異文化・言語を深く理解していることはビジネスにおいていまだに相当大きな付加価値をもたらすということ。よく日本で「これからは英語だけでは通用しない。第2外国語も」という話を耳にするが、英語のみであっても本当にビジネスで使えるほどのレベルに到達するには数年はかかると思う(かくいう自分も言語・カルチャー共にまだ理解は浅い)ので、英語以外の外国語を真に深く理解している人は極めて少なく、また多くにとってその必要も無いのではないのではないか。また使用する人口の差も関係していると思うが、ネットなどで共有されている情報に関しては一般的に英語ベースのものが新鮮さ・正確さ・わかりやすさの点で最も優れている。

(このように日本における英語の重要性は高いと思う一方、アメリカにとっての日本語も重要であることを望む、、特に金融に関して今後数年間はリスクをとりにくいアメリカ国内のマネーには期待出来ず、国外の市場を意識しなくてはならないのだが、その際キーとなるのは産油国や中国などのソブリンウェルスファンド(あぶく銭?)の動きで、お金はあってもリスクをとれない日本は蚊帳の外かもしれない、、)

試行錯誤を繰り返しながら語学力を身につけ、異なる習慣に順応する柔軟性を維持することの重要性を何故だか再認識した。当たり前のことかもしれないけど。。

>買い物

授業が無くなった火曜を利用し、近所のVacavilleにあるアウトレットモールに出かけた。日用品が激安で、大量に買い込む。

明日から週末にかけ旅行に出かけるので、これから徹夜で週明け提出の宿題に取り掛かる。。

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2008年4月22日 (火)

授業&ソノマ(4/20-21)

<4/21>

>Global Strategy(MBA)

Unileverのインド法人が、市場として未開拓であるインドの田舎村をどのように攻略するか、というケース。メディアや流通チャンネルが発達しておらず、読み書き出来ない人々も多い地域において、村単位でNGOや役所を巻き込んで住民に消費財についての教育を施したり、販売者を任命したりすることの効果を議論。

周囲の学生の発想の違いが面白い。自分の軸を失ったら負けだが、押し付けてもうまくいかない。自分の議論の下手っぷりは何とかせねば。

<4/20>

>Sonomaへピクニック

Napaの影に隠れているものの、実はワインの産地としてより歴史が深く土地も広大なソノマのワイナリーへ、知り合いの方に案内していただいた。テイスティングした後はワイン数本を買い込み、皆でワイナリーのピクニックスペースでワインを飲みながらゆっくり昼食。景色の良さと春の陽気に乗せられつい飲み過ぎてしまったが、、

このようにワイナリー内にゆっくり飲み食い出来る場所があるのが特徴的。機会があればまた行こうと思う。

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2008年4月18日 (金)

周囲の方々からの宿題(4/17)

>宿題

最近日本に関するいくつかのテーマについて調べて欲しい、という依頼が周囲の方々から立て続けに寄せられた。日本人ながら認識していなかったものや、ストレートに答えが導けなかったものもあった。折角調べてすぐに忘却の彼方というのも勿体無いので、備忘録として記しておく。それにしても日本の情報開示の遅れを節々に感じた。。

「日本にクローズドエンドファンド(投資信託で、一定期間後からは新規の投資マネーを募らないもの)は多いのか?ディスカウント/プレミアムのデータベースはあるのか?」

かつてクローズドエンドファンドは流行っていたものの、ETFの登場によって大分消滅した模様(それでも数本は生き残っていることを確認)。

データベースはhttp://www.etfconnect.com/tools/Pricing.aspxから個別ファンド単位で調べられる。ディスカウント/プレミアムは純資産価格とマーケット価格の差がプラスかマイナスかによって決まるが、新規マネーを募らないクローズドエンド型の場合、セカンダリー市場での売買にセンチメントが入りやすい。つまり、市場がブルの時にはプレミアムで取引され、ベアの時にはディスカウントで取引される。市場の気分を客観的に見ることが出来るので面白い。

「日本のバーコード業界は何故成功しているの?」

日本のバーコード業界が世界的にみても発展していることは恥ずかしながら認識していなかった。一般的にはバーコードを導入することで小売や流通業界の在庫や部品管理、販売や消費者の嗜好といったデータベースが整理出来るというのがメリットだが、日本の場合は携帯を使ったものが浸透している。一般にバーコードというとタテ線がいくつも並んだ1次元のものを思い浮かべるが、データの要領を増やした2次元(タテとヨコの箱型)のものもある。携帯で使用するのはこの2次元のうち「QR」という規格で、日本のデンソーウェーブという会社が開発し、誰でも無料で使用出来るようにしたものだ。このQRが一般人に普及していることが他の国との違いといえそうだ。

その要因はQR規格の使用が無料であること、日本人の生活に入り込んでいる携帯で使えること等が考えられる。日本で何故携帯の諸機能が発達しているのかというのは別の大きなテーマだが、日常から車を用いず公共交通機関を使って長時間通勤・通学していることが大きく影響していると思う(メールやネットを見ているアメリカ人はあまり見ない。)。あとは文化的な違いもあろう。

ちなみに聞いてきた相手はバーコードを宣伝のツールとして提供するビジネスへの参入を画策しているらしい。日本のQRの場合、使用すること自体に費用は発生せず、周辺のハードウェア(読み取り機やプリンタ)・ソフトウェア、サプライ(シールやインクリボン)、システムコンサルティングなどで収益を上げている模様。新たなビジネスを考える際、他国での成功要因とその前提を理解することは重要なのだろう。

「IPO銘柄の上場初日の取引価格に制限はあるのか?」

ある。東証とジャスダックとで微妙な違いはあるが、単純化すると公募価格の4倍(+制限値幅)が上限、1/4(-制限値幅)が下限ということになる。このように制限は緩いので、ブルマーケットでは上場前後のバブルが発生し、やがて収束するパターンが多い。このため上場から一定期間のリターンがマイナスとなる銘柄は多い。

いつぞやの誤発注事件を思い出した。

>NHLプレーオフ観戦

シャークスとフレームスの第5戦。これまで双方譲らす2勝2敗の一進一退を続けてきた。4戦先勝で次のラウンドに進むので、この日はからずも極めて大事な試合となった。

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結果は4-2の勝利。レギュラーシーズンと比べ物にならないほど選手は死闘を繰り広げているし、観客も盛り上がっている。隣に座った人が色々と薀蓄を語ってくれた。終了後のスタジアム内外は叫ぶ者あり、クラクション鳴らす車ありで大変賑やかだった。

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2008年4月17日 (木)

授業&野球(4/14-16)

>Global Strategy(MBA)

日本にもあるIKEAのケース。製品を発注しているインドのカーペット製造会社が、児童労働で問題になったときの対応。倫理とかCSRとかの問題だが、営利企業としてどのようにこうした問題に取り組むべきなのか、色々考えさせられるものだった。

インド人のクラスメートが熱かったのも印象的。

>Psychology & Economics(Economics)

引き続き実証研究。大手スーパーSAFEWAYのレジ担当者が前後のレジ担当のスキル(どれだけ早く商品を裁けるか)にどれだけ影響されるか、暴力シーンを含む映画が観た人に対し悪影響をもたらす程度やタイミングがどのようなものか、といったテーマ。

>野球観戦

研究者の方々と一緒にオークランド対シアトルの試合をナイター 観戦。イチローや城島が渋いヒットを打った。これで観戦したオークランドの試合は3戦全敗。観に行くな、ということか。

Athletics

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2008年4月10日 (木)

心理学と経済学(4/9)

>Psychology and Economics(経済学部)

知り合いの研究者に誘われ、経済学部の授業に出ることに。文字通り心理学と経済学を結びつけ、社会で見られる現象を統計学で解析する、というものだった。

実証研究のテーマが非常に面白い。例えば、、

・投票用紙において有名人(シュワルツネッガー等)の近くに記載されている無名人が、どれだけその位置関係の要因で間違って得票しているのか。→400人に1人が間違って投票している。

・有名企業と混同しやすい名前の株式銘柄(MCIとMCIC)が、どれだけその有名企業と間違って取引されているか→200件に1件

・機関投資家と個人投資家で、アナリストの推奨にどれだけ左右されるのか→アナリストの利害関係を見破れない個人は、素直にアナリストの推奨に追従してしまう

・メディアの影響(ブッシュ寄りの放映をするFOXテレビの普及)によって、選挙結果に影響が出ているのか→実際に影響している。

・サッカーのスペインリーグにおいて、審判はホームチームに有利な裁定(ロスタイムの長さ)を実施しているのか→している

といった具合に、結論に至るまでの細かい議論はさておき、テーマが非常に面白い。

10名程度の小規模なクラスなので、これまた居心地が良い。

余談ながら、、この分野で頻繁に取り上げられているような、人間を使用した実験を必要とする研究について、学校としてコンプライアンス面の審査をするCPHSという組織についてのレクチャーも現役PhD生によって実施された。医学のような研究では当たり前のようだが、この国では研究の場においても訴訟リスクを意識しなければならないことを知らされた。

>その他

不動産投資の授業に出たり、音楽会に出かけたり。中国人のMBA生と日本の携帯電話が多機能である理由について議論したり。

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2008年4月 8日 (火)

TCL集団のケーススタディ(4/7)

>Global Strategy(MBA)

今回のケースは、もはや世界的テレビメーカーになった中国のTCL集団の国際化について。彼らは中国本土で初めてMultinationalを標榜した企業である。彼らに目を見張る技術力は無いものの、企業買収や提携を通じてシェアを拡大してきた。先進国市場でブラウン管式テレビが衰退する中、ベトナムでの提携に成功した後、いきなりフランスのブラウン管に強みを持つThomson社と提携。西欧諸国ではこれからフラットパネルTVの時代だというのに、いち早く世界企業として名を上げたいばかりに名目を急いだ模様。案の定失敗したらしい。

そもそも中国企業にstrategyというものがあるのか?コストカット、Speed、効率性、野望といった売りは全てInnovationよりはTacticsに繋がるものばかりである。

ところで講義中に視聴したTCLを特集したビデオは衝撃的だった。まだ10代の女の子が、1日11時間、週6日あくせくと働く。彼女らには厳しいノルマと労働環境、集団生活が強いられているが、それでも故郷での貧しい農村生活と比べると格段に良いので満足度は高い。労働組合などは無く、我々米国人や日本人の感覚からすると異常。人権問題を意識してしまう。

この企業で夢を適えた人物は社長を含め、多い。彼らは目を輝かせて将来の夢を語っていた。「この会社が中国独自の社会主義に基づく成功であることを、世の中に明らかにしたい」と語る中堅社員の言葉が印象的だった。

尚、西欧式人権が世の中のスタンダードだという保証は無いし、それを押し付ける権利は全く無いことには留意すべき。ただし現在はお金の為に劣悪な環境をものともせず働く中国人達も、いずれ経済的に満たされた時点で環境や人権といった部分にスポットライトが当たるのであろう。

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2008年4月 4日 (金)

講演参加等(4/4)

>Haasでの講演に参加。

講演者はアップルを含むいくつかのIT系企業やVCを経た後、女性向けにシェイプアップを主なテーマとした音楽を創造するベンチャーを最近立ち上げた人物(女性)。その名もSkinny songs。経歴も人物もとても面白く、有意義だった。いつも思うが、こうした起業家の話は(多少脚色していようが)引き込まれる。

・起業の契機とその後の流れ

きっかけは勤務先のミーティングに出席する直前、(太らないよう)部屋に置いてあるクッキーに手をつけてはいけないと心に決めつつ運転する車で音楽を聴いていたときのこと。きっとこうしたテーマにも音楽があるはずと思い、とりあえず作詞してみた。幸いビジネスを通じて音楽業界の要人にも知り合いがいた。彼ら(の妻)からそのセリフに共感を得た後プロデューサーやプロのミュージシャンをコーディネイトしてビジネス開始、CD化。

勤務していたベンチャーキャピタルでITバブルをきっかけに、新たなファンド立ち上げを停止したさなか、何か新しいことを模索していたことも影響していたようだ。

・ビジネスモデル

主要な顧客ターゲットは35-50歳の女性(日本以上にダイエットを気にする社会であることも考慮しなくてはならない)。自らは音楽の才能は無いと割り切り、作詞とコーディネイト役に留める。自らの商品がどれだけ世間で注目されているのか、Google検索やBlog検索で常にチェックする。プロデューサーやミュージシャンに支払うのは出来高制であり、固定費は小さい。

・音楽

"skinny jeans, skinny jeans, you're still hanging 'round, in the back of my closet and that's bringing me down," といったセリフを、ロック調の音楽に載せる。まれにヒップホップやカントリーも混ぜているらしい。

こうしたアイディアを思い立った後実現出来る環境があるのは、アメリカの素晴らしい長所だと思う。

>投資銀行人材市況

講演の後、一緒に聞いていたMBA1年生としばらくお話することに。投資銀行志望(HaasMBAでは珍しい)だが、このところの人材マーケット不況の影響でなかなかインターンの内定が出ないとのこと。

正社員も明日のクビが繋がるかビクビクしているような状況。MFEの連中でさえ苦しんでおり、同じMBAでもハーバードやシカゴ、MITやウォートンといった金融に強い学校の連中と争っているだけに仕方無いとは思う。しかし彼女の場合、金融での経験が無いという不足を補うために学校に来て勉強し、インターンで身につけようと頑張っているのに、いつも最終面接まで行きながらその経験の無さを理由に落とされる、ということらしい。確かに理不尽だ。

明るく前向きで全く悲壮感が無いのが救い(こういう人達が多いのがHaasのMBA生の良いところ)。

色々意見を聞かれ、故郷(香港)でのインターンも悪くないのでは?としか言えなかった。

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2008年4月 3日 (木)

授業再開(4/2-3)

休暇明けの授業は非常に面白かった。

>不動産投資(夜間MBA)

MBSの基本について。何度も履修したことだが、どの科目でも扱われる。

>ファイナンスセミナー(PhD)

M&Aのタイミングについての議論。発表者は香港人で、すぐに興奮して早口+訛りのあるしゃべり方になってしまうので、まず聞き取るのに一苦労。

>M&A(MBA)

前半はモルスタのLBO担当のゲストスピーカーによるレクチャー。現役投資銀行マンの視点からどういう視点でディール実施の是非を判断しているか、他のメジャープレーヤーの概要、EBITDAベースのリターンの目線、契約内容等といったLBOの流れ、最近の出来事。特にCLO/CDO市場が崩壊した昨年7月以降の動きは生々しい。LBO市場回復には程遠いことを伺わせる内容だった。スピーカー自身、苦労の真っ最中なのだろう。

後半は買収対象がハイテク企業である場合に留意する点についての議論。学校がシリコンバレーに近い地理的条件、何より先生自身がそこで働いているという事情もあり、ハイテク企業ならではの特質を踏まえたポイントに言及。具体的には買収先の技術そのものではなく、技術を産み出す能力を如何に引き継ぐか(人材をどう引き止めるか)、"Earn-out"の長短、といった議論。買収後も組織の統合は急ぎすぎるとろくなことが無い。

ちなみに日本のメガバンクの合併後における統合対応が遅いという意見もあるが、ドラスティックな賃金体系刷新に手をつけられない(これも議論はあるが)ことを前提にすると、人材流出に対する防衛策としてはこれしかない(組織統合を急がない)のだろう。

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2008年3月15日 (土)

MFE卒業式(3/14)

>MFE卒業式

MFE'08の卒業式に出席。金利の期間構造モデルで有名なMITのStephen Ross教授によるスピーチに興味があり、家族・友人席で傍聴。

期待通り、本当に面白い内容であった。ノートを取る雰囲気ではなかったので詳細までは記憶に無いが、大筋では以下の2点が頭に残っている。かなり皮肉とユーモアを交えて語っていた。

・金融工学を過信してはいけない~リスクを分散する技術である一方で、周期的に発生する金融危機を増幅させる要因ともなっている。モデルが全てを解決するという過信が蔓延いるが、間違っている。基本的なことだが、"No free lunch"。

・金融危機の今だからこそチャンスである~会計学者、会計士、政策担当、当局等、周辺の関係者における金融実務の理解が不十分(※)であるため、今回のように危機対応が後手後手になっている。この分野を習得した者に対する社会からのニーズは高まっている。

※具体的な事象として、流動性の低い金融商品をも含めた時価会計適用による、投資家のモデルに対する依存体質醸成、金融機関による資本増強のタイミングの遅れ、租税における不透明性がもたらす悪影響、等を挙げていた。

アメリカの大学の卒業式というものに出席したのは初めてだが、日本のように形式ばっておらず、先生・事務局・学生ともアットホームな雰囲気で面白かった(皆ガウン姿)。60名強しかいない少人数制であるのも要因かもしれない。学生のスピーチのうまさにも驚く。

最後にお世話になった何人かにお別れの挨拶をする。

全員に課される卒業プロジェクトのプレゼンテーションの最優秀者として唯一の日本人Tさんが受賞。つい語学のハンデを言い訳にするクセのある自分にとって、お手本となる事実だ。

>統計学

夜は統計学の最終回。課題は一部簡単な計算ミスをしてしまったが、とりあえずこれで全て終了したことになる。今日の授業は複雑なモデルを扱う際の分散及び線形性の分析(ANOVA)、多重回帰とパラメーター検定、Copula。Copulaは今回の授業でようやくぼんやりとイメージが掴めた。GaussianCopulaが一般的だが、現段階では実務における使用方法に問題がある(モデル自体が経済的な説明力を失ったり、2次元でしか使用していなかったり)ので、解決が必須だろう(解決方法自体はあるが若干複雑)。

この授業から学んだものは多い。実務へスラスラ適用出来るよう復習したい。

これにてひとまずMFE第4ターム+MBASpringAタームの二重攻撃が終わった。正直かなりしんどかったが、何とか終わってみると充実していたので、やった甲斐はあった。明日から、メキシコ・コスタリカの旅に出掛ける。

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2008年3月14日 (金)

綺麗好き&効率的日本人、フリスビー等(3/10-13)

ただ今明け方の4時半、統計学の課題にようやく目処をつけたところで、一週間を振り返る。。

>GlobalStrategy(MBA)参加

P&GJapanのケース。地域毎のニーズにマッチした商品を開発し続けたP&Gグループが、効率化の改革の一環として共通商品の販売を検討するなかで、日本発の「SK-2」を世界向けに拡大すべきかどうかについて議論。

日本では女性が年間洗顔のみに費やす費用が10万円以上、洗顔に5~6回ものステップを必要とするという特殊なマーケット。このような環境は、プッシュ型(消費者ニーズを自ら創造)マーケティングによってもたらされたものだが、同様の戦略でこうした商品が中国やヨーロッパに受けるのか。。

中国ではそもそも価格帯が全く異なること、ヨーロッパでは既存の強力なブランドとの競争を強いられる。一方既にマーケットを理解している日本においては未だ3%のシェアしかなく、拡大余地が十分にある。温泉好きで、毎日入浴することが基本の「綺麗好き」は、日本人特有の事象だと思うので、「日本」グループに加わって討論することになった。

このようなケースであったため色々と生徒や先生から質問されたが、自分自身には洗顔に10分以上かけたり、何ステップも踏む習慣が無いので他人事のように答える。。

>不動産投資(MBA)参加

市況変化の要因の整理、キャッシュフロー計算のおさらい等。

>講演参加

トヨタ自動車元副社長の石坂氏による講演。実は自分自身の大学・学部の先輩にもあたる方。さすが世界のトヨタ、それなりの観衆を集めていた。自分自身としては地域ニーズへの対応と組織の効率化を果たした世界で数少ない企業として、その国際戦略に関心があったが、その部分に関しては説明がやや表面的であったとの印象を受けたのがやや残念か。

>料理会

もうすぐ帰国される大学の先生と、妻が料理を楽しむ会を開催。共通でお世話になっているこちらの先生にも来ていただけることになった。仕事・マーケットの話から旅行の話まで、遅くまで盛り上がることに。秋から東大で教鞭を取られると張り切って折られたのが印象的。

>フリスビー

近所のポスドクの方々との週一ランチ会に参加。昼食の後は皆でキャンパスの芝生でフリスビー。これがまた難しい。練習しなくては。

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2008年3月 8日 (土)

ゴルフ日韓戦ほか(3/4-7)

>ゴルフ日韓戦参加

MBAの人達に混ぜていただき、意気込んで参加。国の威信をかけ、最高潮のプレーを披露。といいたかったところだが、元々下手なうえに練習はおろか睡眠不足もいいところで、当然ながらスコアはボロボロ。

良い交流の場なので楽しかったのは事実。次回はスコアを伴うよう、練習にまい進しよう。

>統計学(MFE入学予定者用)

ゴルフの後は金曜夜恒例の統計学。課題は前日徹夜してなんとか歓声。KS検定の等式の最適解を求めるプログラムがなかなか書けず、苦労したあげく力技で完成。

授業は変数の分散が一定でない場合に適用するARCHプロセス、GARCHプロセスと、線形単回帰についてかなり深く突っ込んだ内容であった。特にGARCHは普段実務で使うオプションモデルの弱点(ボラティリティが確率変数として扱われていない)を克服するものとして興味がある。

>ヘンリー・ポールソン財務長官講演

現役の財務長官が学校へ来て講演する、という非常に面白い企画に参加。景気認識について突っ込んだ話でも聞くつもりだったが、実際には学生向けの今後のキャリアについてのアドバイスが中心。福井総裁のように気持ちを滲ませる発言も無く(結果的に市場をボラタイルにさせているということもあるし、そうでないこともある)、まあこんなもんかな、という感じ。

>その他授業

かなり密度の濃いものばかりだった。

Global Strategy:GMのケース。中央とローカルの良いバランスを維持する有効な手段として、機能・地域横断型マトリックスによる経営の研究。

Real Estate Finance:アジア危機の例、日本の不動産の特徴など。

Finance Seminar:社債の過剰ボラティリティについて。

等々。。

>感慨

バークレー滞在も残すところわずか2ヵ月半となった。本当に住みやすいところだと感じている。正直、日本が恋しくなったことは一度も無い。

澄んだ空気、温暖な気候、近隣の環境(サンフランシスコ、海、ワイナリー、ヨセミテ等の大自然、ゴルフ場、スポーツ観戦)、アメリカにしては公共交通網が発達している、人が穏やか、いざと言う時の日本人ネットワーク、etc.

残りの滞在も引き続き充実したものとしたい。たった1年間の滞在なのに、故郷意識が芽生えている。。

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2008年3月 3日 (月)

感謝と怒り。(3/1-2)

感謝と怒りの週末だった。

>感謝

土曜日はAdultSchoolで月1回Idiomの授業の日。朝寝坊したため遅刻してしまった。

会話の例文と問題・解説、イントネーションの置き方の説明、実際に使用している場面を示したビデオや広告等、経験で培った教え方と手作りの教材が印象的。普通は退屈な作業であろう熟語の習得を、これほど楽しく効果的に教えてくれる先生もいないだろう、と思う。一日の授業終了後に、感謝の気持ちを込めてこの授業が如何に生活と大学での授業に役立っているかを先生に伝えたところ大喜びされた。

良いサービスを受けた際には具体的に何が良かったかをフォードバックし、感謝を述べるよう心掛けている。

>怒り

上記授業終了後に近所の方と一緒にサンフランシスコの日本食店で夕食を食べた際。

会計時に戻ってきたのが伝票のみで、カードが返ってきていないのに気づき店員さんを追及するも「我々が返さないのはありえない」「あなたが落としたはずだ」の一点張り。念のため携帯電話番号を置き、店を出てしばらく経ったあと電話が鳴る。「あなたのカードが床に落ちてた

床も含めて店員さんと確認して無かったのだから、先方が返し忘れたに決まっている。連絡をよこしたのはせめてもの救いだが、もう二度と行くまいと思った。嘘と言い訳はアメリカらしいといえばそうだが、そこは日本人が経営しているであろう、日本食の店。そうなると基準が違ってくる(ちなみに味は本場日本のものには到底敵わない)。

クレームをつけるのは、本当は気に入っていてるのに惜しい失点があったとき。改善を期待して再度訪れるだろう。でも二度と訪れないと決めたら、敢えてクレームという労力を使わない。

冷静に考えると、この「クレームつけない」客ほどサービス業者(広い意味で。もちろ銀行も含む)にとって怖い相手はいないだろう。あの手この手を使って市場の意見を取り入れようとする努力はする方策もあるが、提供する側のセンスが最も重要だと思う。ファイナンス理論云々は実はさほど重要ではない(話はそれるが、投資銀行業務や一般企業にとってのファイナンスは取引実施のためのRationalization(正当化)とリスク管理手段(大失敗しないためのツール)にすぎないと考えている)。

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2008年3月 1日 (土)

統計強化月間、旅行準備(2/29)

>Statistics出席

課題はギリギリまで格闘して何とか提出。デフォルト相関の問題で実際にヒストグラムを期間ごとに並べると、その推移に面白いパターンを発見。

この科目に限った話ではないがこちらの課題はあっさりしていて、前提や使用する手段、プレゼンの仕方などは全て自分で設定し、筋が通っていれば良いという形式。実務に近い要因の一つでもあるが、これまた結構楽しかったりする。各自(採点者サイドも)負担が重くなるというトレードオフはある。

今日はKolmogorov-Smirnov(日本語でなんと言うのか不明)検定による分布の種類特定、連続時間下のアセットプライシングのおさらい、ドリフト及びボラティリティの推定2種類(リスク管理・パフォーマンス評価用には連続データの分析、デリバティブのプライシング向けには理論の構築、ボラティリティ推定のためのAR,MAモデル)、Correlogramについて。

いくら考えても分からなかった部分を先生に質問して瞬時に解決。やはり聞いてみるものだ。

>旅行準備

あと少しこの苦しい時期を辛抱すると春休み。ということで、旅行の準備に着手。

・中南米(メキシコ・コスタリカ)の航空券とメキシコの宿、アクティビティを確保。Expediaさまはこちらに来てから度々利用しているが、こうした部分で予算を浮かすしかない。

・その他、ヨセミテの宿を4月の週末に予約。デスバレーやグランドキャニオンにも足を延ばしたい。

>クレーム

最近仲良くしている中国人VisitingScholar集団と昼休みに小部屋で談笑していたら、話し声がうるさかったのか「場所を占拠している集団がいる」とクレームした人がいたらしい。特に図々しい態度をとっていたわけではなかったと思うが、神経質な人もいるのだろう。とにかく気をつけよう、ということになった。自分以外は皆大学の先生なのだが、、

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2008年2月29日 (金)

ファニーメイ、フレディーマック(2/28)

>Asset Backed Securities

ファニーメイとフレディーマックの話。ここ1週間でもローンの保証枠が倍増されたり、会計スキャンダルによって強化された規制が再度緩和されたり、政府の景気対策の焦点となっていた。証券化や自身の資産運用としてのローンの組み入れなどに加え、金利マーケットプレーヤーとしても大きい。実質的な政府保証がある彼らにしか出来ないトレードもあtって羨ましい限り。

>Statistics関連

あっという間に1週間が過ぎ、また課題提出締め切りに追われることに。前回は早めの着手が実を結び、ほぼ満点で返ってきたが、、今回は少しスタートが遅かった。

初回の課題から続いている債券ポートフォリオについて、今度は期間毎の価値の相関行列を計算し、デフォルトが発生する度にデフォルト確率が一定割合で上昇し続けるContagionが相関に与える影響を考察するものと、前回送られてきた時系列データが同じ平均と分散を持つことの仮説検定。

>不動産投資、行動ファイナンスやM&Aの授業にも出席。

ちょっとした息抜きに。

>妻の運転免許試験

手続き等があるため付き合いで試験場へ。待っている間、筆記試験を受けに来た黒人のお姉様と雑談。何と13歳のときから運転していた!

唯一の心配事は、実技試験の最初にチェックされる車の装置の正常作動だけだそうだ。

それにしても何故今になって正式に免許を取ろうとしたのか、謎だ。

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2008年2月26日 (火)

証券化&映画のネーミングについて(2/26)

>Asset-backed Securities(MFE)出席

格付会社のレーティング手法についての続き、及び自動車ローン・クレジットカードの証券化について。

前者については優先劣後関係・過剰担保・準備金勘定の設定・スプレッド・保険等の組成者が考慮すべき信用引き上げ策と、格付会社側が実施するストレステスト・モンテカルロシミュレーションについて、及びその他CMBSのレーティングについて。

後者については自動車ローンの特徴(組成者は自動車会社と一部銀行、サブプライム層については金融機関、プライシングはデフォルト関連中心、新車が中古車よりも安全性が高いこと、期間が短期、金利と相関しないこと)、クライスラーのケース(キャッシュフローのモデリングの難しさ)、クレジットカードローンの特徴。

あまり簡単に結論付けたくないが、債務者の顔が見えず、格付会社、組成者、引受者の間で利益相反する商品に対して投資家は購入前に慎重に検討すべし、ということ??

>行動ファイナンス(MFE)出席

確率統計の常識を破る人間の心理状態を分析。あまり肩肘張った議論ではなく話のネタとしては面白いが、今後この分野は深化していくのか、金儲けに繋がるのか??

この分野の研究者の方と話をすると、やはり現実との距離感、実用性といったところが課題なのだそうだ。個人的にはアルゴリズム生成などに応用出来たら面白そうな気もするが、、

>"Ratatouille"

アカデミー賞授賞式中継を見た影響で、少し前に購入していたDVDを週末にようやく鑑賞。感想はまあまあといったところか。

ところで、日本名を見て笑ってしまった。「レミーのおいしいレストラン」。全く違った印象を与える、センスの無いネーミングは誰が思いついたのだろうか。一流の批評家向けに、凝ったフランス料理ではなく農夫が食べる素朴なラタトゥーユを差し出すところがこの作品のミソで、しかもネズミ"Rat"と掛け合わせている良さが全く消されてしまっている。

同様のタイトル修正はこれまでにも何度か見てきたが、もう少し原著を活かす判断があっても良いのかな、と思った。

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2008年2月23日 (土)

ワイン業界動向(2/22)

>Haasでの講演(Michael Mondavi)へ参加

このあたりのワイナリーでは有名な、RobertMondaviの創立者。同ワイナリーは数年前に上場し、現在は別のワイン業を営む起業家だ。たまたまStatisticsの課題を学校でやる必要があったのと、ワインに興味を持ち始めたので参加。経営に深く突っ込んだ話ではなかったものの、ワイン業界を概観出来た点では有意義であった。

・米国ではアルコール販売に関する法律は州毎に相違することが、全米展開へのコスト増要因となっている。15年に及ぶ法律改正への働きかけが奏功し、連邦政府がようやく動き始めた状況。

・米国におけるワインに関する消費者の嗜好は変化し続けている(1960年代デザートワイン中心→現在カベルネ、シャルドネ等)。消費量も20年で10%増加。

・1980年代にワイン健康への好影響が科学的に証明される。1990年代からカリフォルニアワインが世界的に注目され始めると同時に、ワイン産業がビジネスとして洗練されてくる(科学・技術・マーケティンクの融合)。消費者サイドの質と価格のバランス重視もこのあたりから。

・ワインビジネスはブランドイメージと、キーとなるワインショップ・レストランとのリレーションが重要であるため、大量生産・大量流通には不向き。但し個々のワイン生産者が連帯して材料価格を抑えるよう納入業者に交渉するなど、規模の経済メリットを享受することは可能。

・ヨーロッパと比べた場合、マーケットにおける消費量の少なさ、販売者のマージンの高さの要因により1本あたりの価格は高めとなっている。

終了後は同じ講演に出席していたMBA1年生のY氏と昼食。

>Statistics出席

今回は早い段階から課題を取り組んでいたので余裕を持って提出。内容は前回実施したモンテカルロシミュレーションの期待値・分散の標準誤差、有意水準を計算するものと、与えられた時系列データをOrderStatisticsに基づき標準正規分布かどうかを判断するもの。授業内容は以下の通り。

・最尤法:ベイズの公式の対数の微分を取り、「最もありえる」期待値と分散を正規分布、ポワソン分布について導出。一定の前提のもとでは観測値の平均となる点が注目される。

・モーメント母関数:対象の関数の自然対数を何度か微分することにより、全てのモーメントが表現される。

・帰無仮説:t検定、F検定、カイ乗検定。テーブル表やエクセルの分析を利用するのではなく、プログラムによるルーティンを使用したほうが実用的。F検定は自力でのコーディングは無理そう。

・相関:実は奥が深い。マーケットのクラッシュ時にデフォルト相関が上昇したりするものは、2つの正規分布を仮定とした簡易な式では表現出来ない。3次元以上の密度関数が必要。推定方法としてPearson法とノンパラメトリックな方法(Spearman,Kendall)がある。

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2008年2月21日 (木)

授業(2/21)

>RealEstate出席

実務家のゲストレクチャー。デベロッパーとしてのビジネスの特徴とキャリアについてのアドバイス等。

今期の授業選択は生々しさを把握するものと、定量分析系のものとでバランスを取ったつもりで、本クラスは後者。程よい人数で夜間MBAの人達とも知り合えるので、とても気に入っている。

不動産の市況、特にムードについては最悪だそうだ。

>AssetBackedSecurities出席

災害保険についての続きと、格付会社の利害関係について。

>BehavioralFinance及びM&A出席

人の心理によるバイアス、交渉術について。

授業とその予復習・課題に加え、東京とやり取りする案件がありタイムマネジメントが厳しくなってきた。風邪も早く治さないと。

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2008年2月20日 (水)

シュワ知事から手紙?(2/19)

>AssetBackedSecurities出席

気分一新して災害保険について。実は保険と一部のクレジット物の構造がそっくりということで、取り上げられたトピック。

稀にしか起こらない、大きな災害での支払いに備える資本の必要量の考え方について。大数の法則が成り立たないファットテールの解決策として、再保険(根本的な解決ではない)、政府の介入(リスクに見合ったプライシングが困難という欠点有り)、証券化(情報の非対称性は解消)の3点が挙げられる。

>行動ファイナンス出席

正直興味を失ってきたトピックでもある。。

これまでのところ実務で常に考えていた範囲に留まり、アカデミック故の目新しさ・整理・深みに欠けることが最大の要因。

加えて米国の大学の悪い面でもある、単純な内容を面白おかしく話すことで生徒の満足を維持している(ように見える)点。

ただ恐らくこれは少数意見で、授業自体はそれなりに盛り上がっているし、市場でのディーリング経験の無い人が雰囲気を掴むには良いのかもしれない。もう暫く様子見。

>Statistics

ディスカッションセッションに出席する予定だったが、体調不良だったこと、ぱっと見たところ自分含めて4名と少なかったことで意欲減退。そうしたなか自信ありげな生徒の一人が「皆宿題で私に質問なーい??そのために来たんだけど」などと叫んだのが決定打となり帰路に。家から質問事項をアシスタントにメールで送付し終了。

前回の課題のやり直しと授業の復習にかなりの時間を要した。プログラミングの才能が無いのか、組んだロジックの誤りに気づくのに時間がかかり、最後にそれらしきシミュレーション結果が出るも、いまいち自信無し。引き続き注力していく必要アリ。

>シュワ知事からの手紙

出来上がった免許証の送付でした。。

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2008年2月18日 (月)

Napa、ビジネス相談等(2/16-17)

>Napaへ

義理の両親を連れてワインの産地へ。何故か最近ゴルフでも訪れることが多い。