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2007年11月

学校(11/28-29)

11/28 Venture Capital & Private Equityに出席。

大学基金のプライベートエクイティへの投資スタイルについて。イェール大学のケースが取り上げられる。債券や上場株などの効率的市場における収益性低下を踏まえ、他の競合ファンドとの差別化を図るために非効率市場にどれだけ深入りするか。スタンフォード基金の設立担当(おじいちゃん)が招聘された。寄付でまかなわれるために返済義務の無いファンド、これだけ運用に都合の良い資金を持ちつつも、実際の運用担当者はリスク回避的であるという、何とも皮肉。。

11/29 親しくしていただいている研究者のお付き合いで、自分自身の受け入れ窓口となっていただいている名誉教授の方と昼食。「もう半年過ぎたんだね」「その通りです(泣)」

PhDのセミナーに出席。M&Aの合理的判断のモデル化について。

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経済犯罪(11/27)

ビジネススクール学部長主催の講演に急遽参加。"White-Collar Crime - Perspectives from a Convicted Felon and US Prosecutors"つまり経済犯罪歴での逮捕歴のある人と検事が同時に呼ばれ、生々しい体験談を語るというもので、とても面白かった。

前者はMBAコースを卒業後通信大手のMCIに入社し、華々しいキャリアの途中で人生を台無しにしてしまう話をユーモアを交えながら語る。債権回収を担当→頼れる上司が退社→孤独感を味わう+実績を上げるプレッシャーにさらされる、という流れのなかで架空の資金取引に手を染め、損失が6百万ドルに膨れたとのこと。そして服役、10歳の子供に自分が犯罪者であることを伝えなければならなかったことや妻が離れたこと、等々。

反対に検事は「如何にも」役人といった風貌、話し方。こんな人と対峙したくないと思わせるオーラ出しまくり。

経済犯罪の特徴としては ①顧客や上司のニーズに応えなくてはならないプレッシャーが根底にある ②罪を犯す意識など無く、状況打破のためのソリューションとしてスキームを考案、実行する ③一時しのぎのつもりが積もり積もって多額の損失を蒙る、気づいた時にはもう遅い などが挙げられるそうだ。

真面目で優秀な人ほど陥りやすい要素が満載の経済犯罪。いつの間にか蟻地獄にハマらぬよう、普段から自分の価値基準をしっかりもたないといけない。言うが易しだが。。少なくともいざとなれば会社は自分を守ってくれないと考えておくくらいの意識は必要だろう。

コーポレートファイナンスの授業(最終回)に出席。コーポレートガバナンス、M&Aについて。

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逃した同窓会は大きい(11/26)

休日ボケのせいか、力が入らない。

こちらでのサンクスギビングデーの最中に東京で小学校の同窓会が開かれていたようで、送ってもらったサイト上のアルバムでその時の写真などを眺める。

当然ながら参加は出来なかったのだが、楽しそうな写真が並べてあってびっくり。本当に20年ぶりの顔もちらほらいるので、変わった人・変わってない人それぞれで面白かった。海外の日本人学校なのだが、まだそこで生活している友人達、そこへ凱旋赴任した友人達も現地で同窓会を開いたらしい。何となく惜しい機会を逃したような気分になりながら、ぼんやりと1日過ごす。

不動産ファイナンスの授業に出席。

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LA訪問(11/22-25)

ホリデーシーズン到来ということで、L.A.へ。

印象としては無機質な未来都市といった感じか。高速道路と高層ビルと車はあるが人があまり外に歩いていない。道路の運転はかなり荒い。とにかく同じカリフォルニアにいるという感覚はない。NYに次ぐ全米2位の都市だが、そのだだっ広さによってもたらされたものだろう。売りはエンターテインメントといったところか。

初日はサンタモニカやマリブー近辺へ。サンタモニカは何かを叫んでいたり一人でブツブツつぶやいていたり、おかしな人や浮浪者が多かった。断崖の上に豪邸が立ち並ぶマリブーは、あちこちに先月の火災の爪痕が。(実は我々が訪れた翌日にまた大火事があったらしい)

Santa_monica

La_downtown Little_tokyo Little_tokyo2

2・3日目はディズニーランドとユニバーサルスタジオへ。同じアトラクションでも日本のものと比べて仕掛けが長いか。

4日目はハリウッドやビバリーヒルズへ。比較的ゆったりとした空間だ。途中通過したコリアンタウンの広大さには驚いた。

Hollywood

Oakland空港に着いた時の安心感というか、家に着いた感覚が何ともいえない。

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無菌室へ侵入(11/20)

Corporate Financeの授業。一風変わったストックオプションについてのケーススタディ。基本的な部分での質疑応答が続き、これだけで終わってしまった。

午前中は仲良くさせていただいている、同じUCバークレーでも機械工学科の方の研究室を拝見。人生初のクリーンルーム(無菌室)を見学させてもらった。

ホコリをばらまかないよう割烹着のような格好をさせられ、顔意外は全て覆われる。写真でも撮っておけばよかったのだが。。邪悪な心は一応隠しておく。

人気や音の無い無機質な空間を想像していたが、実際には轟音が鳴り響き、頻繁に人が出入りする活気のある場所という印象。シリコンウェハーに極薄の金属を貼り付けたり、ナノレベルの小さな刻みを入れたり、といった言葉でいえば簡単だが、精密さが求められるがゆえに高圧・高温・毒ガスを扱う大規模な装置(高いものだと1台ウン千万円、維持費も高い)を何台も利用する。通常の人がこれらを利用する場合のコストは相当なものらしいが、ナノテクの分野では、既に工程が機械化されている半導体等以外にビジネスでの応用例が少なく、大企業ではもてあまし気味だとのこと。

これまで生きてきた世界とは全く異質であり、とても良い体験になったが、「小さいもの作れるぞ!」から現実に一歩踏み込んだ商売を考えないといけないという切実な課題も身にしみた。

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星条旗(11/19)

試合観戦時その他で多く体験する国家"The Star Sprangled Banner"斉唱は、(日本とはケタ違いに)大変盛り上がる瞬間だ。

なるほど歌詞も勇ましく(確か英国からの独立戦争をテーマにしている)、メロディも人を興奮させる要素がたっぷり。

英国の"God Save the Queen"はもう少し荘厳だし、日本の「君が代」は静かな曲だ。歌詞の解釈の仕方は人それぞれだと思うが、戦争によって発足したということ、統率の困難な多民族国家をまとめるための強力なアイデンティティーが必要であったということ、等が窺い知れる内容だと思う。

O say, can you see, by the dawn's early light,

What so proudly we hailed at the twilight's last gleaming

Whose broad stripes and bright stars, through the perilous fight,

O'er the ramparts we watched, were so gallantly streaming

And the rockets' red glare, the bombs bursting in air,

Gave proof through the night that our flag was still there

O say, does that star-spangled banner yet wave

O'er the land of the free and the home of the brave

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週末(11/17-18)

Thanks Givingの休みにはLAに滞在する予定。で、我が家で食事がてら一緒に行く人達と日程について打ち合わせ。

そのほかではテレビ(Man vs. WildやAnimal Planetの動物番組等)見たり読書したり。

TOEICのスコアが届く(1週間とは驚き)。「流暢に駆使出来る」レベルだそうだが、本当か??

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CSR(11/16)

Haasの先生による講演会「企業のCSRとブランド作り」に参加。マイクロソフト、ユニリーバ、スターバクス、白物家電の"Whirlpool"、ペットフードの"Pedigree"等の企業がそれぞれどのように社会責任と自社のブランドを結び付けているか、実例を用いながらの説明。単純で分かりやすいこと("Simple")、付け焼刃ではなく企業自身の内部に深く根ざしたものであること("Sticky")、それが社会的にも企業的にも意味をなしていること("Make sense")、というのが必要条件。

例えばWhirlpoolでは、従業員を家作りのボランティア活動に参加させる(貧困層?)。冷蔵庫製造と一見無関係のようにみえるが、家を建ててもらったひとは感謝し、家が多く建てば家電に対する需要も増加。従業員も社会に貢献していることに対する満足度がアップする、という好循環。またPedigreeでは商品の売り上げの一部を、保護された捨て犬に対するエサ代に充てている。一般人にとって捨て犬を引き受けるというのはとてもハードルが高いが、保護されている間のエサ代を少々カンパするのは手軽だ。社会的にも意味があるし、PEDIGREE自身がそのエサを作っているのだから企業としての存在意義をフルに活用している。

そういった具合に企業が社会での存在意義をブランドに結び付けているケースでは顧客も従業員も満足度が高いのだそうだ。

銀行の場合はどうか。「あなたの企業の社会における存在意義は?」と聞かれたら即座に答えられるか。「経済の血液とも言うべきお金の流れをコントロールする」という、お決まりセリフも一つの答えだが、個別企業毎の特徴を現すものが今ひとつ頭に浮かばない。

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エンゼル投資家について(11/15)

Life as an Entrepreneurに出席。

エンゼルとは創成期の企業に投資する個人の投資家で、今日はそうした人達のネットワークを束ねる役割の方2名を招聘して講演。ベンチャーキャピタルとは一線を画すこの人達から話を聞く機会はそうそう無いので、久々に出席。大分出席者が減っていて驚いたが、とても内容のあるものだった。ついついとった自分のメモをひっくり返すと以下の通り。

・このエンゼルネットワークに舞い込む案件数は申し込みベースで月100件。そのうち書類審査をパスした上位10社と15分すつ面談し、絞り込まれた3社と夕食会。申し込み時点ではコネを使うのがベストだが、サイトからの申し込みでも可能といえば可能。(というか、こういう言い方しか出来ないのではないかと思う。本当にこの国で人脈はモノを言う)

・平均的な投資先は評価1~3百万ドル規模で、投資額は30万ドル(つまり3割を所有)。

・ベンチャーキャピタルとの違いは投資先の成長ステージ(エンゼルは創成期)、マーケット(エンゼルはニッチ)。両者が競合することもありえる。

・よく用いられる転換社債は、企業のバリュエーションの先送り(明快に説明されると納得)。投資先と評価額で合意に至らなくても一旦は負債という形で取引を開始することが出来る。またエンゼルの立場からはダウンサイドリスクのヘッジであり、(説明者個人的には積極的にアップサイドを狙いたいため)あまり好まない。

・契約条項にある"Redemption"とは投資先が契約期限に決められたノルマを達成できなければ借金を返す、という約束事。実際に実行された試しは無いが、起業家を牽制する役目がある。

・起業家側は自分の商品について説明したがるが、エンゼル側はそれ以外に経営者の熱意、マネジメントチームの能力等も重視する。

これまでVCの立場からエンゼルの投資スタンスについて、どちらかというとネガティブな見方しか聞いたことが無かった。VCよりは「夢」を重視している印象だが、本当のところはどうか。いずれにしても日本には無い投資家層だ。

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大企業病の克服(11/14)

Venture Capital & Private Equityの授業出席。バイアウトファンドの投資先の売却時期について。なんとなくリアルオプションに通じるものがある。

先日ウォルマートの第3四半期決算が発表され、その堅調な内容(売上+9%、総利益+8%)は株価指数が持ち直すきっかけともなった。このウォルマートという会社は総売上3,511億ドル(@110円で38兆円!)、従業員2百万人弱という世界最大のマンモス企業(収益ではトヨタの方が上)。日本の西友に出資したこともあり、その冴えないイメージもあるが、これまで業績が発表される度に個別企業として、あるいは米国の消費動向、雇用動向の試金石として度々株式市場を動かす要因となってきた。1960年代にアーカンソーの田舎町からスタートしたディスカウントストアは瞬く間に大きくなり、70年代に公開、80・90年代を通じて全米・世界展開するまでに至った。流通に関する合理化など規模のメリットを活かした戦略だったが、近年成熟した市場とウォルマート自身の巨人病(地域密着度合いが著しく低下)などからやや業績の頭打ち傾向が目立つようになった。店舗のデザイン、高マージンの商品への注力、地域密着等といった企業改革を断行している真っ最中の好業績で、一応改革は軌道に乗っていることになる。

アメリカのファンダメンタルズはまだ不透明だし、消費がいつまで高水準を保つかは予断を許さないが、ミクロのレベルではこれだけのマンモス企業が改革を断行し、短期間で目に見える形で結果を残していることは評価すべきだと思う。

日本の小売業も、そして金融機関も、巨大化とともに機動性と夢を失っているように見えるが、このウォルマートが改革を成功させナンバー1に君臨し続けることができるなら、良い模範となるだろう。今後とも要注目である。

(マクロ的には、目先のサンクスギビング(22日)~クリスマスまでの買い物シーズンの出来が非常に重要)

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TOEIC,NFL,学校(11/10-13)

11/10 TOEIC受験。ちょっとした励みにと思い無理やり受けさせた妻に付き合って受験。実に10年ぶりだったが、さすがにほぼ一日中使用しているだけあってテスト自体にはさほどサプライズはなかった。しかし実際には問題文を自力で作成できるくらいでないと、ビジネスでは厳しいかも。聞く・読むではなく、話す・書く力が自分としても課題で、何とかして克服したい。

11/11 Raiders vs. Bears NFL観戦。またまた敗戦。QBが安定せず。「ラッセル(大物新人)を出せ」コールが鳴り響く。

Veteran's Dayなのでテレビは戦争物のオンパレード。"Save the Private Ryan"を観る。アメリカ映画にしてはそれなりに味わい深い内容。

11/12 不動産ファイナンスの授業。CMOのトランチ毎のキャッシュフロー分析。いまさらながら、債権を束ねて、切り売りして、付加価値が生まれるのが信じられない。

11/13 コーポレートファイナンスの授業。コーポレートリスクマネジメント、CEO報酬の算定方法について。リアルオプションに関する小テストがあったが、たまたま授業前にプリントを見ておいてよかった。。

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1週間まとめて(11/3-11/10)

友人が来訪。ひたすら遊んだ1週間だった。今回来れなかった友人からのお土産として、郷土の味がびっしり詰まった玉手箱を頂戴。あまり意識してこなかったが、やはり郷土のモノは懐かしいですな。

というわけで、

11/3 SFO空港までお迎え、近所の韓国人宅に昼食に招かれる

11/4 サンフィランシスコ市内巡り 

11/5-6 Monterey, Carmel, Big Sur 

11/7 大学キャンパス散歩、San JoseのショッピングセンターSantana Row , NHL(SanJoseSharks vs. Dallas Stars)観戦 

11/8 Napaワイナリー見学、サンフランシスコで買い物

11/9 お見送り

と充実した時間だった。これまで99%続いてきた晴天を見せてあげられなかったのは残念だったが、雨が降らなかったのはせめてもの救い。

Mystery_house_2   Napa_mondaviNhl Sfo

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Helloween&NBA開幕&ゼミ(10/27-11/1)

時間が経つのが早すぎ、更新をサボり気味。

・Helloween

なんといっても今週の最大イベント。我が家でも家内が近所の人達とかぼちゃ彫りにチャレンジ。

Helloween1

そして10/31は近所で盛んな通りを散歩。子供のみならず大人まで皆仮装して楽しむ。通り沿いの家の多くはお化けやかぼちゃの凝ったアトラクションを庭に置き、子供達へのお菓子配りに備える。自分も、妖精に扮したオジサンに紙ふぶきのシャワーとお菓子を施される。

Helloween2  Helloween4

Helloween3

・NBA開幕(10/30)

Warriors対Jazzの試合観戦。残念ながら敗戦。観戦中に地震が。

Nba_start Nba1

・ゼミ(11/1)

Stanfordとのジョイントセミナー。近隣の研究者達と一緒にPalo Altoへ。キャンパスも先生も学生も、上品な雰囲気が漂っている気がする。意識したわけではないが、自分はCalのトレーナーを着用。すっかり自分のアイデンティティになってしまっている。帰りにPalo Altoにある地中海料理屋、そしてアメリカにしては珍しい「繊細な」ケーキ屋に立ち寄る。

Palo_alto

・その他

不動産ファイナンスの授業出席(10/30)。折角やった宿題を持参し忘れ、直接先生に添削をお願いすることに。図々しいと思いつつも、後日のゼミで笑顔で会釈され、少しホッとする。

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